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28年度通常総会で川鍋氏が新会長に就任

2017/06/27(火)
 ◇富田会長は川鍋新会長のもとで団結を要請
 全国ハイヤー・タクシー連合会は27日、平成28年度通常総会を開き、役員改選で富田昌孝会長が勇退し、副会長の川鍋一朗氏が新会長に就任した。
 富田氏は名誉会長に就いた。総会冒頭のあいさつで富田氏は会長就任以来の10年間を振り返り、東タク協と全タク連会長に就任以来、「再規制の旗」を掲げ、物価安定政策会議で難航の末に実現した東京の運賃改定、交通政策審議会の「タクシーを巡る諸問題に関する検討WG」での議論、「7.11通達」発出、特措法成立への取組み、タクシーの車内全面禁煙、特措法下での全国12%強の供給力削減、改正特措法成立、タクシー100周年記念事業、白タクライドシェア等の外敵の登場と上陸阻止、タクシー11項目の事業活性化―等について言及し、今後の事業活性化については「できる事業者、できる地域、できる事業者ができることをやってほしい。そのことなくしてライドシェアの上陸阻止はなし得ない」と訴えた。次期会長の川鍋氏に関しては「若くて行動力のある方。時代の先を常に見ておられる。皆様の支えがあれば必ずや、やり遂げられることと信じている。川鍋さんにお願いしたいことは会員事業者の皆さまを信頼してほしいということだけ。会員事業者の皆さまには次期会長を信頼してほしいということだけ。私の在任中以上の見事な団結力を見せてほしいということに尽きる。新しいリーダーのもとで一致団結して迅速に行動を」と呼びかけた。
 ◇「ライドシェア断固阻止の決議」を採択
 総会では、川野繁、伊藤宏、樽澤功、佐藤雅一、武居利春、川村泰利、漢二美、田中亮一郎ら副会長・専門委員長が28年度の事業を報告し、白タク・ライドシェアを阻止する決議「国民の安全を脅かすとともに地方創生の担い手である地域公共交通の存続を危うくする『ライドシェア』と称する白タク行為を断固阻止する決議」も満場一致で採択した。

 役員改選では富田会長が勇退し名誉会長に、坂本克己適正化活性化推進事業本部長は最高顧問に就いた。正副会長選定は富田会長に代わって川鍋一朗氏が新会長、高橋良樹副会長が退任し土田英喜氏が新副会長に選任された。その他12副会長は再選となった。事務局は神谷理事長、小菅常務、井出常務の3氏ともに再任となった。新執行部体制は次のとおり。
 ◇川鍋会長の新執行部体制
会 長 川鍋一朗(日本交通㈱・東京)
副会長 今井一彦(東邦交通㈱・北海道)
副会長 佐々木昌二(㈱仙台タクシー・宮城)
副会長 川野繁(飛鳥交通㈱・東京)
副会長 伊藤宏(神奈川都市交通㈱・神奈川)
副会長 土田英喜(富山交通㈱・富山)
副会長 天野清美(つばめ自動車㈱・愛知)
副会長 三野文男(商都交通㈱・大阪)
副会長 吉川紀興(西神交通㈱・兵庫)
副会長 池田誠也(生駒交通㈱・奈良)
副会長 小野正博(㈱広島タクシー・広島)
副会長 楠瀬賢一(錦ハイヤー㈱・高知)
副会長 田中亮一郎(第一交通産業㈱・福岡)
副会長 石崎公士(双葉タクシー㈲・熊本)
理事長  神谷俊広(事務局)
常務理事 小菅孝嗣(事務局)
常務理事 井出信男(事務局)
名誉会長 富田昌孝
最高顧問 坂本克己

◇川鍋会長あいさつ要旨
  自動運転は二種免許のタクシーで
新たに会長に就任した川鍋氏は次のようにあいさつした。
【川鍋会長就任の抱負概要】激動の10年に類まれな富田会長がいてタクシー業界は運があった。極めて強い信念とリーダーシップを直接目の当たりにし学ばせて頂いた。後任のリーダーに選んで頂いたが、若輩者で東京と全国は違う。このタイミングでいいのかと自問自答してきたが、富田会長の体調もあり、私がやらせて頂くこととなった。富田会長は名誉会長、坂本本部長は最高顧問として、私が会長になってもお二人の巨大な力はお借りできるということで会長をお受けした。
 ライドシェアは不気味な気がしている。嵐の前の静けさのような気がする。世界的にここまでうまく対処できている国はない。ウーバーが始まって2年半。我々が改革を進める限り、何とかなる可能性があるという代物。決して撃退したわけではないと思っている。まず我々が戦うことが大事で、タクシーが進化すること。「タクシー最近頑張っている」と地域住人に言って頂けることが大事。手を打ち続ける限り何とかなる気がしている。11項目にまとめられた活性化諸施策はタクシーを進化させること。運賃を活用して戦略的に攻めていくことも大きな打ち手。東京のように初乗り距離短縮をやれということではない。トヨタのジャパンタクシーも最新鋭の小手先でない5、6年もかけられて作られた素晴らしい車。運賃、車、そして乗務員も変わる。できれば観光、介護など、人としてのスキルを上げいく。この三つを軸に進化させることが大事。これを攻めとするなら守りもある。戦う全タク連と言いたいが、明確な法令違反をしている白タクがすでに闊歩している。徐々に国土交通省、警察も動き始めたところだ。法令違反の白タクに対応することがまず一つ。運行の責任を負わないと契約書で言い切っているアメリカ型のライドシェア。未来投資2017には自動運転が入っている。沖縄などの中国系の白タク、ライドシェア、そして三つ目の戦うべき相手は「白ナンバーの自動運転」。緑ナンバーのタクシーを主眼としていない自動運転のことだ。タクシー事業者として自動運転車を購入して自動運転タクシーとして運行して初めて意味がある。トヨタ自動車とは昨年協定を結んだところ。自動運転を我々の味方なのかを見ていかなければならない。
 タクシー産業の未来をきちっと確保していくため全タクとして戦うことが必要。ディフェンスとオフェンスが必要。政治、行政、大学と力を合わせて地域住民の足となっているか、政治行政・大学と協力体制をつくり、二種免許自動運転としてアプリを活用しタクシー産業の未来をつくっていきたい。

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